2015年4月29日水曜日

Exadata Smart Flash Loggingとは

OLTPでは、データベース・ログ書き込みの応答時間が短いことが重要です。
データベースには、更新後情報をREDOログに書き込みますが、パフォーマンスの低いディスクがREDOログへの書き込み待機時間のためにシステムのパフォーマンスに悪影響を及ぼすことがあります。
また、ディスク・ドライブ自体でも、パフォーマンスにおいてたびたび"一時的な停止"が発生することがあります。これらのパフォーマンスの悪化がデータベース・パフォーマンスに大きく影響する可能性があります。

Smart Flash Logは、OLTPワークロードに対応するためのExadataの独自機能です。
Smart Flash Loggingを使用するには、
 Storage Software 11.2.2.4以降
 Oracle Database  11.2.0.2以降
が必要になります。

Smart Flash Loggingは、Exadata Database Machineのフラッシュ・ハードウェアを利用します。
Smart Flash LoggingはREDOログをフラッシュ内に配置するだけではなく、二重化、ミラー化もします。
ただ、それだけですとパフォーマンスの低いディスクがREDOログへの書き込み待機のためのシステムのパフォーマンス悪影響は解決しません。
最大の利点は、ExadataはREDOログの書込み要求を受け取ると、ディスク上のREDOログとフラッシュ・ハードウェアパラレルに書込みを実行します。
これらの書込みのいずれかが完了したときに、データベースに対して即座に処理の完了を通知します。
ログをホストしているディスク・ドライブの応答時間が長い場合は、ExadataSmart Flash Cacheのログ書込みの応答時間がより短くなります。

デフォルトでは、512MBのExadataフラッシュがSmart Flash Loggingに割り当てられます。それぞれのExadata Cell Diskに1.6TBのフラッシュがあることと比較すると、小さな量で大きなパフォーマンス上の効果を得ることができます。

2015年4月6日月曜日

Data Guardの基礎知識(1)

ブログの期間がだいぶ空いてしまいました。
最近Data Guardを扱うことがあり、ここで一度きちんと勉強したいと思いましたので、
今日から何回かに分けて、Data Guardについて記事を書いていきます。お付き合い宜しくお願いします。

さて、Data Guardとは・・・
Oracle Databaseを使用する上で、障害時のデータ保護を補償するためにデータを遠隔地のサーバに同時転送する機能として使用されるのが、
Data Guardです。

Data Guardの構成には、1つのプライマリデータベースと1つ以上のスタンバイデータベースが必要となります。

プライマリデータベース : 本番データベース
スタンバイデータベース : コピーデータベース

スタンバイデータベースはプライマリデータベースの一貫性のあるコピーです。
プライマリデータベースからスタンバイデータベースにREDOデータを転送して、スタンバイデータベースでREDOデータを適用することで
スタンバイデータベースにコピーしていきます。

スタンバイデータベースには、フィジカルスタンバイデータベースとロジカルスタンバイデータベースがあります。
フィジカルスタンバイデータベースは、REDOデータをそのまま適用し、ロジカルスタンバイデータベースはREDOデータをSQL文に変換して適用します。


さて、これら2種類のスタンバイデータベースはどのように選択すべきでしょうか?
フィジカルスタンバイデータベースは、REDOデータをそのまま適用するので、物理的に全く同一になります。物理バックアップとして使用することができます。
一方、ロジカルデータベースはSQL文で適用されるため、必ずしも同一にはなりません。
しかしながら、プライマリデータベースには無いテーブルを追加することができるというメリットがあります。


さて、次からはプライマリデータベースからスタンバイデータベースを作成する手順について、
書いていこうと思います。